子どもが成長して親の手を離れていくと心配事が増えますね。
特に幼稚園や保育園から小学校に上がる時には心配事が絶えません。
登下校や集団生活に慣れることができるか?嫌がらせやいじめられないかな?
そんな時、親はどのような対処をすれば良いのでしょうか?
嫌がらせやいじめはやり返すべきなのでしょうか?
それともやり返さないで時間が経つのを待つべきなのでしょうか?
正しい対処方法について記載します。
いじめはやり返してはいけない派

有名なハンムラビ法典では、「目には目を、歯には歯を」は報復を推奨しているものではありません。報復合戦の拡大を制限することが本来の目的です。
いじめは被害者側と加害者側がいます。いじめ自体を根絶するには加害者がいなくならなくてはなくなりません。
被害者がやり返して加害者になってしまうといじめの連鎖が起こってしまいます。
いじめをするような人たちは、心が貧しい。
人のアラを探して、いじめて自分の劣等感を穴埋めしようとしているだけ。
そんな人の心が理解できない、読もうともしない人たちは落ちぶれる。
更生してもらうことなんて考えず、あなたまで落ちぶれてしまうので「関わらない・距離を取る」を徹底しよう。
— アドラー心理学サロン(アドサロ) ポジティブ心理学サロン (@PositiveSalon) March 31, 2019
いじめはやり返す派

SNSや悪口など身体的に攻撃を受けていない時は様子をみるのもよいですが、
暴力まで振るわれるとやり返すべきです。ただ前提条件として
- 先に手を出さないこと
- 相手から手を出され正当防衛の時
これ以外の時は手を出してはいけません。
いじめで死ぬくらいならいじめてる相手殺すくらいあっていいし、
過労で死ぬくらいなら働かせてる社長殺すくらいあっていいし、
とかく他人からの圧力で自分が死の淵に立たされてるのならそれは相手を殺してしまっても正当防衛だよ──という風潮が世の中に広まればいいのになあ
— タタミン (@tatamin_ttmn) October 6, 2018
報復そのものが一概に悪いと言ったわけではないようです。被害を回避するための正当防衛は攻撃行動が許容されることもあります。
世の中は弱肉強食か?

強者だけが生き残り弱者は生き残れない。そうなると虎やライオンばかりが動物界ではいっぱいいるはずですが、実は絶滅危惧種でもありますよね。むしろ弱者の動物の方が多いです。
自然界のルールは、個体レベルでは全肉全種、種レベルでは適者生存であると主張する人もいます。
人間は個体レベルから種レベルへと変換したとも考えられますね。
適者生存=社会性を身につけ生き抜く戦略をとったことになります。
いじめの対処方法
親が十分に相談に乗ってくれる態度を示す
いじめを受けている子供は親に相談したくても、「親に迷惑をかける」「恥ずかしい」「エスカレートしそう」で言い出せないことがあります。
しっかりと子供の異変に気がついてあげてください。
相手を無視する
ムキになって感情を表に出してしまうので相手も面白がっていじめてくることもあります。
悪口やイヤなことを言われたりしても聞こえないふりをして無視しましょう。
例えば:「チリチリパーマ!」って悪口を言われたら「最近はアフロがまた流行ってきてるんだよ!」なんて笑いながら自虐ネタのように切り返せれば100点です。
思いっきりやり返す
やり返すことも大切なことです。現実社会の中で生き抜くには時には「嫌」と強く言い返すことも社会性です。
かつて黒人が人種差別で迫害を受けていた時がありました。黒人たちは自分たちの人権を守るために戦って勝ち得たのです。
やられっぱなしはよくありません。
まとめ
- 被害者がやり返して加害者になってしまうといじめの連鎖が起こる
- 被害を回避するための正当防衛は攻撃行動が許容される
- 人間は社会性を身につけ生き抜く戦略をとった
- 正しい対処方法は、親が十分に相談に乗ってくれる態度を示す。相手を無視する。思いっきりやり返す