最近は父親の育児参加も増えてきていると言われて、6歳以下の子供をもつ父親の1週間に育児にかける時間は年々増加傾向にあるようです。
父親は外で働き、母親は家庭を守るなどと昔はいいましたが全く古い考えですね。
でも、まだまだ少ない印象ですよね。
「仕事が忙しくて子供と遊ぶ時間なんてないよ!」なんて言っているパパが多いのが現状ではないでしょうか?
子供と遊んであげたりふれあいの時間が少ないと子供に影響することを知っていますか?
Contents
ただ単に父親が子供の面倒を見ないわけではない。
父親が子供の面倒を見ない理由は
それは、父親自身の問題だけでなく周囲を取り巻く環境も問題でしょう。
父親の育児時間と関係する要因として
1.父親の労働時間
2.母親が就労していない
3.職場環境
4.経済状況
1.父親の労働時間が育児にかけられる時間と関係
当たり前ではありますが、職場での拘束時間が長いとそれだけ家庭にいる時間が少なくなります。
勤務時間が短い父親は平日休日ともに育児に参加できる時間が多くなります。
日本人男性の労働時間はフルタイム労働では世界トップクラスに労働時間が長いんです。

20代から50代までは家事にかける時間がほとんどありません。
2.母親が働いていると父親は自然と育児に参加
母親がフルタイムや正社員で働いている家庭の父親は、育児への参加が増えるようです。

引用:厚生労働省「厚生労働白書」、内閣府「男女共同参画白書」、総務省「労働力調査特別調査」、総務省「労働力調査(詳細集計)」
そんな感情が自然と芽生えるのかもしれませんね。
3.職場の理解
男性の育休取得率は2018年で5.14%です。

厚生労働省雇用環境・均等局職業生活両立課「男性の育児休業取得促進事業(イクメンプロジェクト)」の取組について
育休取得率は上昇傾向にあるようですので、徐々に男性の育児参加の必要性を社会も認めつつあると感じられます。
しかし、諸外国と比べるとまだまだ低い数字です。
4.家庭の経済状況
子供のいる世帯の年収は全世帯と比較してもより多くの年収が必要となります。

子供のいる世帯年収は2000年付近から横ばいですが、共働き世帯が増えていますので、相対的には一人当たりの年収は低下傾向になるように感じられますね。
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父親の育児時間が子供に影響
身体活動量への影響
平日は子と父親との身体活動量には関係がないが、休日になると関係が認められるようです。

つまり、休日は子供と遊ぶことで子供の身体活動量が増えるので、休日は一緒に過ごして遊んであげることが子供の体力向上につながる可能性があるいう研究報告もあります。
父親像の構築
子供は父親の姿を見て、父親の存在を構築していきます。

父親とはなんだ?どういった場面でどんな行動をしてくれるのか?
子供は自分への関わり方を感じ取って、父親像を作り上げていきます。
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まとめ
育児をしない理由「仕事が忙しく子供と遊ぶ時間がない」が第1位
パパが育児に費やす時間が取れない環境も問題
パパと育児放棄で子供への影響は、体力の低下や父親像の欠落などがある