仕事の育児の両立ができると思って、産休・育休を取得した後、フルタイム復帰したけど、きついくて退職したい。
「育休明けのフルタイムきつい」退職したいと思う理由
育休明けにフルタイムきつい!退職したい!放置すると病む
「育休明けのフルタイムきつい」退職したい人への解決策
今回は、育休明けのフルタイムきつい退職したい人への、アドバイスをしていきます。
Contents
「育休明けのフルタイムきつい」退職したいと思う理由
育休明けにフルがきついとは言い出せない
復帰後の配慮は約70%が現職復帰。現職復帰が当たり前のデータとも感じられますね。
平成24年 | 平成27年 | 平成30年 | |
原則として原職又は原職相当職に復帰する | 73.1 | 72.8 | 67.6 |
本人の希望を考慮し、会社が決定する | 19.6 | 21.2 | 24.0 |
一方で育休明けの離職率は10%です。もう少し本人希望を配慮することができれば結果は違うようにも感じますね。
平成24年 | 平成27年 | 平成30年 | |
育休復帰後の離職率 | 10.2 | 7.2 | 10.5 |
妊娠出産を機に退職した人は、自発的に辞める人は39%、両立が難しかったので辞めた26%でした。具体的な理由は、勤務時間が合いそうもなかったので65%でした。
全国的なデータをまとめると、育休明け10人居たら、6人は原職復帰、3人は本人の希望を聞きながら検討、1人は退職となります。
日本の性差(ジェンダージャップ)は国際的に見ても低水準です。特にG7の中でも断トツの最下位となっています。
https://www.gender.go.jp/public/kyodosankaku/2021/202105/202105_05.html
育休明けはまだまだ、身体も心も以前のようには機能していません。そんな理解もなく、いきなり出産前のような仕事をバンバン振ってくる。「フルはきついので、、、」とは言える感じじゃないですよね。
子供を理由に現場に迷惑をかけるのはどうなの?そんな雰囲気( ; ; )
仕事と育児を両立させるために、産休育休とっているでしょ?育休とって復帰したんだから仕事が優先だよね!
それなのに子供が熱出したとか、参観日だとかそれってありなの?
それだったら、「最初から産休を取らなければいいじゃん」「みんなに迷惑かけるなら辞めればいいじゃん」そんな意見が聞こえて来る。
会社の雰囲気が産休育休をとって復帰しているんだから、仕事をするのが当然の風土。それはそうなんだけど、子供が調子を崩すのは仕方ないしそれは理解してほしい( ; ; )
短縮勤務措置制度って使えるけど使えない!?言い出せない!
3歳未満の子を持つ労働者には、以下のいずれかの措置を設けるように会社側には義務づけられています。
- 短時間勤務制度(いわゆる時短勤務制度)
- フレックスタイム制度
- 始業・終業時刻のくり上げ・くり下げ
- 所定外労働(いわゆる残業)をさせない制度
- 託児所の設置やそれに準ずる便宜の供与
3歳から小学校就学の始期に達するまでの子を養育する労働者について、努力義務づけとされています。
労働者から申請しないと「時短勤務制度」は使えません。
「義務付け」られている制度であっても、導入している会社は7割程度で、その内利用しているのは2割にも達していません。
時短をする個人は、「勤務時間を短く給与も下がる」ので問題ないと考えるかもしれませんが、他の職員が変わりにサポートする部分もあるので、組織全体の問題なのです。
法的に拘束しても実際の現場の理解が追いついていないことが理解できますね。労働者側が申請を躊躇したりせざる負えない状況が想像できると思います。
申請側としては、短時間勤務申請後の周囲の目線や人間関係の悪化を懸念してしまうケースもあります。
育休明けにフルタイムきつい!退職したい!放置すると病む
産休・育休は、子供を産んである程度落ち着いたら仕事に戻ってちゃんと働くから休みくださいねって言う休暇になります。
なので、復帰後は仕事をすることが基本になりますが全てがフルタイムで働くのが全てではありません。
でも、育児に関する整備や制度の理解が会社側がすすんでいないことがありますよね。育休明けの身体的にも精神的にも不安定な状態でいきなり、妊娠前のような仕事ができないのも当然です。
今のこの記事を読んでくれているのであれば、仕事と育児がもう限界の状態だと推察されます。
今すぐにでもこの状態を解決させていかないと、家庭や子供だけでなく、あなたの身体や精神まで病んでしまいます。
「育休明けのフルタイムきつい」退職したい人への解決策
パートナーや家族の協力を仰ぐ
今の職場のルールに従い仕事を続けられる方法を家族で議論しましょう。
限られた時間の中で、仕事と家事・育児全てをワンオペでやるのは限界です。家事や育児の役割について具体的にパートナーと話しあっておくことが良いでしょう。
例えば:
食事が終わったら洗い物はお願い!その時間は私は洗濯するね!
お風呂掃除を湯船にお湯を張るのはやってほしいわ!
子供をお風呂には入れてほしいから〇〇時くらいにまでは帰ってきてほしい。遅くなる日には私が入れるね。
子供が熱を出した時は、仕事を切り上げて帰っては来るけど。水曜日だけは難しいからお願いしたい。
子供が体調不良で休まないといけない時は、連日休むのは無理だから、あなたの会社も急な休みがあることをお願いできない?
できるだけ具体的に話をしておくことが良いでしょう。パートナーの家事・育児能力にあった役割をお願いする方がいいですね。パートナーでも慣れないことにはストレスを感じます。長く続けてもらうためにも無理のない範囲での役割分担が重要でしょう。
外部のサービスを利用する
家事代行サービスと知っていますか?有名な家事代行サービスは「ダスキンの家事代行サービス」です。
掃除や洗濯・食器洗い・風呂掃除・水回り掃除などをやってくれます。それだけも家事の負担を減らせます。
「ダスキンの家事代行サービス」を利用して、「仕事をする」「子供や家族との時間を作る」「自分のリラックスタイム」などの時間的な余裕を作り、仕事と育児をうまく乗り越えましょう。
仕事と育児の現状について会社や上司に相談してみる
会社や上司側の労働者の家庭や育児に関することについて、理解できていないことがおおいです。
最近はなんでもハラスメントと言われて、職員のプライベートな内容の話がしづらいの現状です。
ですから、労働者側から積極的に話してくれない限り「育児や家庭の大変さ」などを把握することは非常に難しいです。
もしかすると、あなたがフルタイムが大変であると会社や上司はわかっていない可能性があります。しっかりと、あなたの今の悩みを会社や上司へ訴えてみましょう。その上で、育児に関する制度を利用したい意向もしっかりと伝えましょう。
育児に関する制度を利用したい意向を会社や上司へ相談
育児に関する制度利用をしたい意向を会社や上司へ話してみましょう。
短時間勤務をしたい意向を伝える場合は、いきなり申請するのではなく、相談の形で話をするのが良いでしょう。
短時間勤務は「義務付け」られているので、申請され受け付けないと違法になります。いくら法的拘束力があるとはいえ、急に短時間勤務の申請をされても会社側も困ってしまいます。
申し送りや引継ぎなどはもちろんですが、短時間勤務での「仕事の量と質」を会社側と折り合いの着くところでの話し合いは必要でしょう。会社側の理解と申請者とのコミュニケーションが十分に必要で会社の事情も理解した上での歩み寄りが求められます。
自分の市場価値を分析する
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どちらも協力が難しければ環境を変えよう
パートナーや家族の協力をもらえようもない。会社側の理解もない。この状態では八方塞りです。
パートナーや会社が変わるには相当な時間が必要だと思います。
でも、フルタイムで働くことに限界を感じているのであれば、一度会社を辞めることや新しい会社を探すことをオススメします。
労働者のことを思っているのであれば、あなたの仕事と育児の現状を理解して時短やフレックス制などの検討をしてくれるはずです。
でも、育休明けの労働者にフルタイムの選択しかさせられない会社なのですから、健全な会社と言えるのでしょうか?
もう少し育児をしながら働く人へ理解のある会社もあるはずです。あなたに適した会社を探してみませんか?
転職したいと思ったら
転職エージェントを利用することがオススメです。
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まとめ:育児に理解のある会社を探すのもアリ
子育てと仕事の両立は、世界中で働きやすい環境整備が進んでいます。日本では、まだまだ整備がすすんでいない所が多いのが現状でしょう。
仕事を続けられるように、会社側は配慮するような整備が急がれますね。その上で子育て世代にどこまでの仕事内容を求めていくのかを考える必要があるでしょう。
子育てと仕事の両立には、パートナーや両親の協力が必要になることも想定して事前に話をしておくことが重要です。
「パートナーの仕事を早く帰って来れるか?」「休みが取れるのか?」また、「両親が孫の面倒を見る協力が得られるか?」まずは、家族の協力で乗り越えられる方法を模索してみましょう。
その上で、仕事と育児の両立が難しかったら、会社側の育児に関する制度を利用しながら就労を継続する方法を相談してみましょう。
労働者側は会社の事情も理解した上での歩み寄りが必要です。会社側の理解と労働者とのコミュニケーションが十分に必要でしょう。
でも、間違ってはいけないのが「産休・育休明けに会社辞める」と法律で裁かれる訳ではありません!退職は自由です。ただ、悪い気をしてしまうのはわかります。
とは言えっても、産休に入る前から今の辛さを想定している人なんて多くはないはずです。辛かったら会社を辞めても良いと思います。
「会社を辞めてブランクを作るのが嫌だ」とか「まだ仕事を続けたい!」と思うのであれば、職場環境が育児に協力的な会社を探すことが良いでしょう。
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